当研修プログラムでは救急外来、EMICUでの診療を行い、内科系重症病態および小児の急性期重症疾患を中心に、多岐にわたる症例を経験することができます。特に、名古屋大学の特性として愛知県を中心に多数の内科系・小児科医局関連病院があり、市中病院での管理が難しい最重症症例が転院してくるために、特色ある重症患者の集中治療管理を効率よく経験することが可能です(下図)。ICUリーダー医師および主科主治医グループ・他職種とのディスカッションをベースとして全身管理のプランを決めていくことで、幅広い視点から徹底的に、論理的かつエビデンスに基づいて重症患者の全身管理を考える力が身につきます。外勤先のERではHigh Volume Centerとして内因・外因問わず十分な実践トレーニングを積むことが可能です。興味を持っていただける方はteruko@med.nagoya-u.ac.jpよりお問合せください。勤務内容救急外来における初期診療, 院内急変対応, closed ICUでの重症患者管理 (完全シフト制)待遇勤務時間:40時間 / 週(夜勤 4~6回 /月) 完全シフト制 :比較的余裕を持った勤務スケジュールになるため、知識を身につけるための時間を十分確保することが可能です。外 勤:1-2回 / 週年 収:約 1000-1200 万程度〜主たる外勤先小牧市民病院・大同病院・名古屋掖済会病院・中東遠総合医療センター など教育機会医学生,研修医指導,看護師向けレクチャー,消防学校での授業,多施設ジャーナルクラブなど毎週持ち回りで医局会にてジャーナルクラブを実施しています。カンファレンスER(平日8:00, 勤務者のみ参加)ICU(毎日8:30~, 18:00〜, 勤務者のみ参加)症例検討会(毎週木曜日 13:00~, ハイブリッド方式)学会発表国内外問わず原則出張費支給(ホテル代など規定による支給額上限あり)論文執筆指導あり(投稿料等支給)(学部生や初期研修医でも短期での複数執筆実績があります)研究機会臨床研究(RCTの企画含む)(容易にアクセスできる独自のデータベースが多数あります)現在3つの多施設RCT, 4つの多施設共同観察研究, その他複数の分野横断的共同研究が稼働しており, 希望に応じて研究拠点としてのノウハウを取得できます。希望に応じて基礎研究(細胞, 齧歯類, ブタ)・トランスレーショナル研究なども可能です。研究テーマによりデータ収集などの役務も事務補助などが利用できる場合があります。連携施設勤務1~2年:ER/ICUだけでなく, 希望に応じドクターカー, IVR, 外傷外科, 消化管内視鏡なども研修可能です。専門医取得後のキャリアプラン・全国の集中治療室、急性期病院への異動・更なるトレーニング:当科での経験を活かして連携のない他施設での指導的立場として異動してご活躍いただく、もしくはさらに専門的なトレーニングを積むための出向なども可能です。(当科メンバーが交流がある他医局の施設見学なども紹介できます)・大学での学術的研鑽を積む:大学院生として研究にエフォートを割いて更なるトレーニングを積んでいただくことが可能です。研究室は環境整備が進み、共同研究が加速しているため海外留学に行かずとも効率よく大量の実績を出すことができるようになってきています。さらに国内連携研究室や海外連携研究室を紹介することもできます。学位取得後は大学の教官としてさらに研究活動を展開していただくことができます。・関連病院での診療に貢献していただく:勤務環境を気に入っていただいた場合には、関連病院での診療に引き続き貢献していただくことも可能です。・医業以外の経験も積んでみる:大学発ベンチャーとしての起業を含め、近年は産学連携が盛んになっております。臨床・研究・教育経験を活かして医系技官、製薬企業や医療系ベンチャーなどのプロジェクトマネージャーとしてご活躍いただくことも可能です。